04月29日2009年 |
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豪州大手ビールメーカーを完全子会社化−キリン・ホールディングス |
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オーストラリアのビール業界第2位のライオン・ネーサン(Lion Nathan)社は、日本のキリン・ホールディングスによる65億ドルの買収提案に合意した。 ライオン・ネーサン社の取締役会は、キリン・ホールディングスが保有していない同社の株式すべてを買収することに同意した。 買収価格は一株当たり$12.22で、外資審議委員会(FIRB
: Foreign Investment Review Board)による許可と、キリン以外の株主の同意が得られることが買収条件となっている。 買収が完了するのは9月になると見られている。
ライオン・ネーサン社は、”XXXX”、”Tooheys”、”James Boags”などのビールのブランドを持ち、同社のジェフ・リケッツ会長は、「今回の買収提案は、オーストラリアのビールメーカーが将来に渡って成功するために、正当なものである。 ライオン・ネーサン社は引き続きオーストラリアに拠点を置き、3,000人以上のオーストラリア人、ニュージーランド人を雇用する。 スムーズな株主の変更が行なわれることを期待し、今回の買収に際しては大きな障害はないと思うので、8月か9月には確かな結果が出るであろう」と話した。 (Source:
ABC, 27/04/09 "XXXX, Tooheys brewer agrees to Japanese takeover")
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04月29日2009年 |
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カーギル社が牛肉の輸出を再開 − ニューサウスウェールズ州 |
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ニューサウスウェールズ州 Wagga Waggaにあるカーギル・ビーフ社が、輸出ライセンスを再取得して、アメリカや日本への輸出を再開した。 先月輸出向けの少量の牛肉の箱から大腸菌が発見され、同社の輸出ライセンスは停止になっていた。
同社のゼネラル・マネージャーのアンドリュウ・マクファーソン氏は、「今回の輸出停止にかかわる損失額は言えないが、食肉処理場からの肉の追跡システムは改善され、このような事故は再び発生することはない。 豪検疫検査局も我々の対策に満足しており、輸出ライセンスの再発行を認めた」と語った。 (Source:
ABC, 27/04/09 "Cargill resumes beef exports")
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04月29日2009年 |
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大手農業投資管理会社ティンバーコープ社が管財人の管理下に |
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オーストラリアの大手農業ビジネス投資管理会社Timbercorp Limitedが、任意管理
(Voluntary Administration)となった。 同社はオーストラリア国内に10万ヘクタール以上の植林地や農園を管理している。
KordaMentha法律事務所のマーク・コーダ氏とリアーン・チェサー氏が管財人に指名された。 同管財人によると、すべての林業と農業の事業はただちに停止されるとしている。 Timbercorp
Limited社は、南オーストラリア州、ビクトリア州、西オーストラリア州に170人の従業員を雇用し、1992年から1万8,500人の投資家に代わって、20億ドル以上を農業ビジネスに投資している。
コーダ氏は、「Timbercorp Limited社は、国際的な資産価値の低下、景気減速、金融引き締め、干ばつの影響で打撃を受けた。 今後、林業や農業において、商品ごとプロジェクトごとに戦略を実施していく」と話した。
Timbercorp Limited社は昨年11月に、流動負債が5億6,800万ドル、負債総額が9億310万ドル、純資産が5億9,500万ドルと発表している。 (Source:
ABC, 23/04/09 "Voluntary administration for Timbercorp")
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04月29日2009年 |
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1,500万匹のミツバチをカナダに輸出 − 西オーストラリア州 |
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西オーストラリア州の養蜂家が1,500万匹のミツバチをカナダに輸出した。 これは同州において過去20年間で最大のミツバチの輸出となった。
同州Muchea地区の養蜂家キム・フィウスター氏は、「今回出荷したのは1万3,000匹が入った箱を375箱。 これまでに出荷したのを含めて1,500万匹となり、総輸出額が25万豪ドル近くとなる。 これらのミツバチはカナダの養蜂家向けに輸出され、授粉契約のために提供される」と話した。 (Source;
ABC, 22/04/09 "15 million bees exported to Canada")
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04月29日2009年 |
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3月の機械、輸送用機器の輸入が大幅に増加 − 豪統計局 |
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オーストラリア統計局(ABS)が発表した最新の統計では、機械、輸送用機器の輸入の増加が、3月の商品貿易量を押し上げているとしている。 3月の商品輸入は173億ドルで、2月の改定済みの166億ドルや前年同月の168億ドルを上回っている。 3月の機械、輸送用機器の輸入は、2月の53億ドルから大幅に増えて66億ドルになった。 飲料・タバコの輸入も2月から32%増えて1億4,500万ドルとなり、動植物油・油脂・ワックスも23%増えて4,900万ドルとなっている。
ABSの広報担当は、「3月の輸入増加はオーストラリア・ドルによる影響によるもので、各企業はオーダーを増やしており、今後も続くかもしない」と話した。 鉱物燃料・潤滑油、及びそれに関連する商品の輸入は2月の20億ドルから19億ドルになり、他の商品も26億ドルから13億ドルに減少している。 (Source:
LLDCN, 22/04/09 "Machinery, transport imports jump in March ") |
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04月29日2009年 |
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ロブスターの漁獲規制を緩和 − 西オーストラリア州 |
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西オーストラリア州政府は、2ヶ月前にロブスター漁師に課した厳しいロブスターの漁獲規制を緩和した。 今年2月に同政府は、今シーズンのロブスターの捕獲カゴ数を30%削減することと、漁業日を週6日から4日に短縮する新しい規則を導入していた。
同政府のサイモン・オブライエン漁業相代理は、「捕獲カゴ数の削減はそのままであるが、漁業日を週5日に緩和する。 この2ヶ月間の規制が功を奏し1,400トンのロブスターの漁獲量が抑えられ、今シーズンの漁獲量が8,000トン弱になる見込みである」と語った。 (Source:
ABC, 23/04/09 "Lobster limits eased")
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04月22日2009年 |
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中国との覚書の署名で豪産ワインの輸出が容易に |
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オーストラリアと中国との新しい協定の署名によって、中国にワインを輸出する業者は恩恵を受ける。 連邦政府トニー・バーク農業相は、「この覚書(Memorandum
of Understanding )により、ワイン生産者は中国に輸出しやすくなる。 連絡先をひとつに絞ることでワインの証明書やラベルの問題の取り組みが容易になる。 今回の覚書により、過去12ヶ月でワインの輸出量が20%以上伸びている香港市場にもオーストラリア産ワインの注目を集めることが出来る。 アジアでのワインの消費量は増え続けており、オーストラリアもこの成長に見合った輸出量の増加を期待する」と話した。
中国は、オーストラリアにとってアジアで最大のワイン輸出マーケットで、2009年3月までの過去1年間に8,100万ドル以上輸出している。 (Source:
ABC, 20/04/09 "Wine exports to China made easier")
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04月22日2009年 |
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今年の豪州の大豆の収穫量が昨年の3倍 − クイーンズランド州 |
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オーストラリアで過去最高の収穫量となる大豆の収穫が始まろうとしている。 一部の生産者は収穫した大豆の保管場所を懸念している。 今年のオーストラリア全体の大豆の収穫量は10万トンと予想されており、昨年の約3倍となる。 クイーンズランド州のKingaroy地区やMurgon地区は豊作で、沿岸地域のWide
Bayも作付けを2倍に増やしている。 業界団体のBean Growers Australiaはそのうち7,000トンを取り扱い、ゼネラル・マネージャーのロイド・ニールセン氏は、「収穫量が増えたのは価格の影響が大きい。 しかし、世界的な信用危機により、近年のような価格は得られなくなっている。 契約によって栽培していない生産者は、大豆を処分するのが困難になるかもしれない。 収穫する量がマーケットのサイズを上回っている。 今後、輸出業者が日本などに交渉をする必要がある」と話した。 (Source:
ABC, 09/04/09 "Soybean industry up against it")
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04月22日2009年 |
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世界的な景気後退で、オパール産業にも影響−クイーンズランド州 |
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クイーンズランド州西部のオパールの鉱山労働者と小売業者は、「世界的な金融危機により、クイーンズランド州のオパール産業が危機的な状態であると」と語った。
Boulder Opal Enterprises社のジェームス・エバート氏は、「小規模の鉱山労働者は、消費者の需要低迷と採掘コストの増加で、廃業を余儀なくされている。 オーストラリアは世界の98%のオパールを生産しているが、観光産業の低迷により、需要が落ち込んでいる。 オパール産業の多くは観光産業に焦点を当てている。 しかし、世界的な景気後退により、オーストラリアに来る観光客が減少し、小売の売り上げも落ちている。 また、オパールの採掘コストもこの4年間で大幅に増加しており、一部の鉱山労働者は厳しい状態に追い込まれている。 小規模の多くの鉱山労働者は、生き残っていくためにこの業界を去っている」と話した。 (Source:
ABC, 20/04/09 "Credit crunch crippling opal industry: miner")
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04月22日2009年 |
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豪産カンガルー肉を中国市場に売り込むも、検疫障壁が問題 |
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オーストラリア産カンガルー肉のロシアへの輸出の一時停止が、連邦政府を新たな輸出先として中国へと関心を向けさせた。
現在中国を訪れている連邦政府トニー・バーク農業相は、「カンガルー肉に対する中国の関心の高さを発見した。 中国人が食べる肉の種類の多さは、ほかの国以上で、輸出の大きな可能性がある。 、問題は中国の古い検疫規則で、今のところサンプルも中国に出荷することが出来ない。 しかし、カンガルー肉の輸入に興味があるバイヤーと話し合いをし、彼らと協力して輸入許可を取得していきたい。 カンガルーの肉は味に癖があり、また国の象徴でもあり、多くのオーストラリア人は食べない。 このような心理的障壁があるものの、中国人には受け入れられるかもしれない。 最善の戦略は、マーケティングを行なう前に、広く中国にカンガルー肉を提供することに焦点を当てることである。 現在の中国の検疫障壁では、持ち込むことは容易でないが、何とか試食をして欲しい。 まず最初に、中国の輸入許可を取得し、そして実際に売り込む」と話した。
カンガルーの肉は、一般的な畜産肉でなく、猟獣肉として分類されるため、検疫検査上より厳しくなる。 それに、海外の多くの人々は、カンガルーは保護されている動物であるとの誤った認識を持っている。 (Souce:
ABC, 19/04/09 "The next export challenge: selling roo meat to China")
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04月22日2009年 |
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三菱の電気自動車が豪州で初めて一般道路走行許可を取得 |
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連邦政府は、オーストラリアの一般道路を走行できる認定を受けた初めての電気自動車を発表した。 三菱自動車が製造した電気自動車”iMiEV”は、7時間の充電で160キロ走り、最高時速130キロを出せる。 リチウム電池を使用し、ガソリンも使わず、温室効果ガスも排出しない。
連邦政府アンソニー・アルバニーズ運輸相は今日、メルボルンでこの自動車を試乗し、「この電気自動車の生産はすぐにでもスタートすべきであるが、三菱は今年6月から大規模に生産する意向である。 オーストラリアの人々、特に市内を運転する人にとっては大きなアピールとなる。 この電気自動車は、運転者、同乗者、歩行者の安全を確保するオーストラリアの厳しい設計基準を満たしている。 しかし、この電気自動車がオーストラリアで販売されるのかや、価格については三菱は言明していない」と話した。 (Source:
ABC, 08/04/09 "First all-electric car approved") |
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04月22日2009年 |
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今シーズンのマッド・クラブが豊漁の兆し − 北部準州 |
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北部準州カーペンタリア湾のマッド・クラブ(Mud crab:ノコギリガザミ)漁師は、今年は過去9年間で最高の漁獲高になると期待している。 King
Ash Bayのグレッグ・クエイル氏は、「今年全体の漁獲量を予想するのは時期尚早であるが、良いシーズンになる兆候がある。 現在、ひとつのカニ籠に5-6匹のマッド・クラブが獲れ、それ以外に4-5匹の小さなものは海に戻している。 これは将来も漁獲が上がることを示すサインである。 2000年にこの海域(干潟)が洪水で流されて以来、やっと自然が元に戻ってきた感じである。 海草やジュゴン、多くの亀も戻ってきている。 クラゲも多く、マッド・クラブもそれを食べるために集まってくる」と話した。 (Source:
ABC, 09/04/09 "Mud crabs aplenty")
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04月08日2009年 |
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日本製紙による豪製紙会社の買収に許可 − 豪外資審議委員会 |
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日本企業によるオーストラリアン・ペーパー(Australian Paper )社の買収について、海外からの投資を審査する連邦政府当局から許可が出された。 外資審議委員会(FIRB
: Foreign Investment Review Board)による許可取得が、日本製紙グループがオーストラリアン・ペーパー社を買収する大きな条件のひとつであった。
オーストラリアン・ペーパー社が保有するタスマニア州北西部の2つの製紙工場は、先月発表された買収契約には入っておらず、それらで働く500人以上の従業員の将来は現在のところ不透明となっている。 (Source:
ABC, 01/04/09 "Japanese takeover of Aust Paper is approved")
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04月08日2009年 |
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マカダミアナッツの収穫量が徐々に回復 − クイーンズランド州 |
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気候条件が改善し、今年の全国のマカダミアナッツの収穫量の予想が上がり、4万7,000トン(殻付き)以上になる見込みである。 昨年は4万トン以下であった。
オーストラリア・マカダミア協会(Australian Macadamia Society)のジョリオン・バーネットCEOは、「収穫量は回復してきているが、価格が低迷しているのが心配である。 収穫したマカダミアナッツが売れることには自信があるが、問題はいくらになるかである」と話した。
クイーンズランド州北部のマカダミアナッツの生産者は、3年前マカダミアナッツ産業を壊滅に追いやったサイクロン”ラリー”以降、最高の収穫であるとしている。 サイクロン”ラリー”は、何万本のマカダミアの木を倒し、その多くは植え替えられていない。
Atherton高原の生産者のグレッグ・オニール氏は、「倒れなかった木は回復しており、今年は立派に実を付けるようになった。 サイクロン”ラリー”の後、毎年収穫量は増えており、一部の種類は非常に好調である」と話す。 (Source:
ABC, 03/04/09 "Macadamia nut crop will be a cracker")
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04月08日2009年 |
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牛肉処理場カーギル社の日本と米国向けの輸出ライセンスが一時停止 |
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ニューサウスウェールズ州南部のWagga Wagga地区にある牛肉処理業者のカーギル社が保有する、日本とアメリカ向けの輸出ライセンスが一時的に停止になった。
同社のロバート・グリーン広報担当は、「我々はWagga Waggaの牛肉処理場から離れた倉庫においいて、過去2週間に渡り、商品の管理体制について問題が生じたことを検疫検査局(AQIS)に連絡した。 輸出ライセンスはすぐに元に戻ることになるが、牛肉処理場の作業に影響が出ている」と話した。
AQISはカーギル社から、大腸菌(E-Coli 157)の検査で陽性反応が出たことの報告があったことを認めており、原因は輸出業者が大腸菌に汚染された少数の箱を輸出用のコンテナーに間違えて入れたことだとしている。 AQISも汚染された商品を隔離するのを助け、出荷ラインには汚染された商品はないことを確認した。 カーギル社が1990年始めから食肉の輸出を始めて以来、このような事例はなかったと話している。 (Source:
ABC, 03/04/09 "Cargill licence
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豪州の第1四半期の新車自動車販売台数は前年同期比で19.2%減 |
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連邦自動車産業会議所(FCAI)の統計によると、2009年3月のの乗用車、SUV(スポーツ用多目的車)、商用車を含めた新車販売台数が7万5,650台となり、前年同月と比べて17.1%(1万5,635台
)減少した。 1月から3月までの第1四半期の合計でも21万2,970台となり、前年同期比で19.2%減となった。
FCAIのアンドリュウ・マッケラーCEOは、「世界的な景気後退の影響で、第1四半期の新車販売台数は予想の範囲であった。 全世界的に自動車産業は、金融危機とそれによる経済の減速によって、大きな影響を受けている。 しかし、オーストラリアの新車マーケットは、ほかの先進国と比べると健闘している方である」と話した。
メーカー別の3月の販売台数はトヨタが1万6,608台(マーケットシェア22.0%)で1位に、ホールデンが9,188台(同12.1%)で2位、3位はフォードの7,570台(同10.0%)である。 今年に入ってから3月までの合計では、トヨタが4万4,309台、ホールデンが2万6,979台、フォードが2万0,986台となっている。..(Source:
FCAI, 03/04/09 "First quarter new vehicle sales result") |
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04月08日2009年 |
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バナナから紙を作る新技術を開発 − クイーンズランド州 |
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クイーンズランド州北部の企業が、バナナの茎から紙を作る環境に優しく、持続可能な方法を開発したとしている。
Papyrus Australia Limitedのグラント・ピゴット最高執行責任者(COO)は、「バナナの繊維は通常の紙を製造する方法では長すぎる。 しかし、我社はバナナの茎を紙やベニアの材料にする技術を開発した。 バナナの紙の生産は、数週間後にケアンズ南西部で始まり、原料となるバナナの茎は地元のバナナ園から仕入れる。 副産物であるバナナの茎は立派な資源である。 この新製品を製造するのに、新しく土地を購入したり、借りたりする必要はない。 またバナナの茎を加工するのに大きなエネルギーも必要ないし、化学薬品も使用しない。 基本的には短く切って、腐るまで地面に放置する。 中には根を生やすのもあるが、それらをかき集めて積み上げておく」と話した。 (Source:
ABC, 06/04/09 "Company develops banana tree paper production")
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04月08日2009年 |
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干ばつ、熱波、森林火災によりワイン用ブドウの収穫量が減少 |
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オーストラリア農業資源経済局(ABARE : Australian Bureau of Agricultural and Resource Economics)は、干ばつ、猛暑、ビクトリア州での森林火災により、2008-09年度のワイン用ブドウの生産量が13%減少して160万トンになると予想している。
ABAREのテリー・シールズ局長代理は、「多くの地域の生産状況は厳しい。 ブドウ生産者(特にオーストラリアの南東部)は、ブドウの成長する時期を通して灌漑用水の不足に直面し、また1月の終わりから2月にかけて熱波が襲い、収穫量の減少に拍車をかけている。 ビクトリア州の多くの地域の収穫量も、森林火災やそれjによる煙害によって少なくなっており、一部のブドウ園は森林火災によって破壊された」と語った。
2009-10年度のワイン用のブドウの収穫量は、灌漑用水の状況が改善され、大きな気候の変化がなければ、180トンに増えると考えているとしている。 オーストラリアは2007-08年度には27億ドルのワインを輸出しており、総輸出額の1%に相当する。 (Source:
LLDCN, 01/04/09 "Drought, heat, bushfires hit wine grape production")
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クイーンズランド州のハチミツ生産者が日本のマーケットを狙う |
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クイーンズランド州北部のハチミツの生産者は、利益率が高い日本のマーケットを狙っている。 Gagarra
Honey社は約500個のミツバチの巣箱を保有するクイーンズランド州北部で最大のハチミツ生産者である。
同社のオーナーのロッド・マーティ氏は5年前にこのビジネスを引き継ぎ、独自のブランドを作って国内マーケットで販売したところ、評判が良く、輸出ビジネスに自信を持つようになった。 同氏は今後6ヶ月間に日本の輸入業者と関係を築き上げることを望んでいる。 (Source:
ABC, 30/03/09 "Queensland honey producer looks to Asia")
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04月01日2009年 |
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今年のオーストラリアのウール生産量が過去84年間で最低に |
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今年のオーストラリアのウール生産量が3億5,500万キロと予想され、昨年より10%減少し、過去84年間で最低になる見込みである。
オーストラリア ウール生産量予想委員会のラッセル・パティソン氏は、「この減少の主な原因はオーストラリア東部の州での雨量不足で、肥料価格の高騰も問題である。 西オーストラリア州の生産量も11%減少する見込みである。 しかし、現在オーストラリアにいる羊はメスが多く、今後十分な雨が降れば、ウール生産者は収入が増えることになる」と話した。 (Source:
ABC, 30/03/09 "Wool production to dip to lowest level in 84 years")
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04月01日2009年 |
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中国産リンゴの輸入解禁計画に抗議 − 豪業界団体 |
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オーストラリアのリンゴ生産者たちは、中国産リンゴに対し輸入を許可する計画に対し嘆願書を提出した。 業界団体のApple
and Pear Growers Association (APGA)は、オーストラリアに入ってくる動植物に関する検査制度および、これ統括する政策庁のバイオセキュリティー・オーストラリアに対して抗議している。
APGAのトレーバー・ランフォード広報担当は、「害虫が我々にとって最大の懸念である。 だから、ニュージーランド産リンゴの輸入計画案に関しても、オーストラリアの人々やオーストラリア南部のリンゴ業界は厳しく闘ってきた。 海外でリンゴを輸出する国々はオーストラリアにはない害虫を持っている。 ニュージーランドには10種類の、中国には18種類の害虫が確認されている。 貿易の問題以上に、我々にとっては害虫の侵入を最も心配している」と話した。 (Source:
ABC, 26/03/09 "Apple growers appeal on Chinese imports plan")
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輸出業者への輸出検査料金補助の打ち切りは不公平−連邦議会野党 |
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連邦政府議会の野党は、現政権が予定している輸出料金の値上げは、ビクトリア州西部の重要な輸出産業に脅威を与えるとしている。 現在、輸出業者は輸出検査料金の60%を支払っており、残る40%は連邦政府が補助している。 しかし、7月からは輸出業者が全額負担することになる。
野党の農業部門担当のジョン・コブ議員は、「今回の補助金の廃止は、オーストラリアの重要な産業への不公平な負担である。 現政権は補助金の廃止と同時に、輸出検査料金を10%値上げをする。 ワイン業者、園芸農家、食肉輸出業者などみんなが怒っている」と話した。 一方、連邦政府のトニー・バーク農業相は、「40%の補助金は効果がない。 その代わり、バイオセキュティー・システムを改善していく」としている。 (Source:
ABC, 26/03/09 "Increased export costs an 'unfair burden'")
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04月01日2009年 |
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オーストラリアの輸出業者で最も取引があるのはニュージーランド |
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オーストラリア貿易促進庁(Austrade)のチーフ・エコノミストのティム・ハーコート氏は、オーストラリアにとってニュージーランドは依然、最も需要な輸出マーケットであると話した。 オーストラリア統計局(ABS)とAustradeとの最新の調査では、2007/08年度でオーストラリアの輸出業者4万5,018社の中で、ニュージーランドと取引があるのが1万7,897社であることが分かった。
ハーコート氏は、「豪州・ニュージーランド経済関係緊密化協定(ANZCERTA
: Australia/New Zealand Closer Economic Relations Trade Agreement)が締結されてからすでに20年が経ち、オーストラリアの輸出業者、特に中小業者にとって、輸出に弾みがついている」と話した。
2位はアメリカで9,186社が取引を行い、3位はシンガポールの6,566社、4位はUKの5,614社、5位は香港の4,918社、7位は中国の4,495社で前年度より238社増えており、輸出額も18.5%増えている。 8位はパプアニューギニアで4,233社、9位はマレーシアで3,537社、10位は日本で3,424社、フィジーが3,181社で11位となっている。 (Source:
LLDCN, 27/03/09 "Australian exporters do most trade with NZ")
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04月01日2009年 |
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NECオーストラリア社がメルボルンで従業員100人を解雇 |
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NECオーストラリア社が、メルボルンの本社に勤める従業員約100名を解雇する。 同社はオーストラリア全体で153人の従業員の解雇を決めているが、このうち約100名は調査・開発部門の従業員である。
同社は世界的な景気減速が理由の一部であるとし、クレイグ・ノートン広報担当は、「今回の解雇は苦渋の決断である。 解雇される従業員が失望するのは無理はないが、この厳しい状況の中で、オーストラリアだけでなく世界の企業が非常に厳しい決断をしなければならないことも分かってもらえると思う。 NECオーストラリア社は、最近の経済危機により、オーストラリアで最も影響を受けた企業の一社である。 我々の顧客は生産性を上げることに焦点を当てて、設備投資を出来るだけ抑えるようにしている」と話した。
野党のピーター・ライアン影の製造相は、「今回の解雇はビクトリア州の製造部門に大きな打撃を与える。 この調査・開発部門の従業員の解雇は、ビクトリア州での製造業が弱体している中で悲劇な出来事である。 解雇された人々は、現在の経済環境の中では新しい職を見つけるのは大変困難である」と話した。 (Source:
ABC, 26/03/09 "100 NEC jobs to go in Melbourne")
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